Lovingkiss~バレンタイン特別編~
「なんで…ここにいるって分かったの?」



「走っていく後姿が見えたから、追いかけてきたんだ」



「本当に…断ったの?」



「美雪のしか欲しくないし?」





ニッコリ優しく微笑んだ雪哉。






「ウチに行こう?」





雪哉は私の手を引くと歩き出した。





雪哉の家に着いて中に入る。






「それで、美雪からは何か無いの?」





期待で目を輝かせながら近づいてくる。





「…これ。チョコレート」





雪哉の前に差し出すと、嬉しそうに受け取ってくれた。


< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop