私に彼氏が出来ない理由!?
圭都と夕が一緒に帰るのを教室の窓からいつも眺めている。


『立花いいのかよ。』



「何が? 」



『おまえ何で言わないの?』



「うるさいよ木村。」



木村悠紀は圭都の親友。



『俺から見たらおまえら間違ってるわ。



立花気付いてねぇの?』



私には木村が言ってる意味が分からない。



『立花その袋もしかしてみなチョコレート? 』



「ああ、そうだけど何?」



『木村は貰ったのか?』



『まぁな。』



微妙なその笑いは何?



『立花は誰かにあげたのか?』



「嫌18年間貰った事はあっても上げた事はないよ。」


『おまえも大変だな。2月14日が誕生日でその容姿だから。』



「それって男みたいだと言いたい訳。」



『嫌違う。立花はスタイルいいし、美人だよ。』



又冗談言わないでよ。



「木村おせいじはいい。私だって自分を分かってるつもりだ。



男みたいな女好きになる奴はいないだろう。



男はみんな夕みたいな可愛い子が好きに決まってる。」








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