それは、春の歌






「好きです。アルディート」





笑顔。



数えるほどしか見たことがない、柔らかな、女の表情。



参ったな、なんて口の中で呟いて、アルディートも少し、笑った。



「国のためにならないわけないでしょ。これで世継ぎ問題も解決だよ」



なんて照れ隠しに言えば、まだ王位を継いでもいないのに何を言うんですか、といつものように返された。

< 28 / 28 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

恋恋詩歌。

総文字数/237

詩・短歌・俳句・川柳7ページ

表紙を見る
【歌集】 徒然なるままに

総文字数/1,005

詩・短歌・俳句・川柳31ページ

表紙を見る
【短】ふたりぼっちの乾杯

総文字数/2,203

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop