秋明菊

変化


付き合いが永くなるにつれて
彼が私に対する態度が
少しづつ変わっていった。

買い物に行く時
必ず付いてきていた彼。
毎日何通もしていたメール。
寝起き・食事の時の挨拶。

一つ一つが減っていった。
小さくて
クダラナイかもしれない。

でも私にとっては
大きくて大切なことだった。


倦怠期を
経験した事がなかった私は
どこからが倦怠期なのか、
全く分からず
ただただ1人で悩んでいた。


< 43 / 73 >

この作品をシェア

pagetop