秋明菊
バイトの人たちは
いい人ばっかりだった。
私は彼の事を
悪く言わないように
『ヤキモチ焼きだから』
と説明をして
退勤時間になると
そそくさと帰宅をした。
一回、帰宅してスーパーに行き
夕食の材料を買って帰宅。
何時に帰ってくるのか
分からない彼を待ちながら
夕飯の支度をする。
疲労が溜まっても構わなかった。
これでいいんだ‥‥。
そう自分に言い聞かせる日が
毎日のように続いた。
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