秋明菊
秋明菊

彼は私を好きなのか
分からなくなったって
涙を流しながら私に言った。

それは私も同じ気持ちで

いつ言われるんだろぅ‥
って少し待ってた。


最後の彼は泣いていた。

「俺を支えてくれて
‥‥‥‥ありがとう。」


そんな優しい言葉で
最後っていうのは
予想外だったし辛かった。

同棲をしていた部屋は
彼が出て行くと共に
色褪せていった。


辛かった。
寂しかった。

そぅ私は言わなかった。
言いたかったけど
言ったらダメな気がした。


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