終わらない世界
第2章


−僕はあまりにも鈍感だった。なにもかも気付くのが遅かった。
彼女のことを1番知っているつもりでいた。
いや、1番知っているのは確かに僕だったのだけれど、大事なことは知っていなかった。



笑顔の裏の悲しみを、僕だけにでも教えてくれればよかったのに。









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