嘘恋
彼氏 彼女
「すごい久しぶりなかんじ……」
駅前のモスバーガー。
沙織は 合格発表から4日後、久しぶりに マツに会った。
「ゴメン。週末千恵とあそんでたからね…」
嘘。
千恵と
朋久…。
「合格おめでとう!ひとまずは安心じゃん」
マツは、一足早く、都内の大学へ推薦枠で入学が決まっていた。
「うん…あとは本命うかればねー」
「大丈夫だよ、俺も手伝うからさ!」
マツは、頭も良かった。誰から見ても パーフェクトな彼氏。
確かに、好きになった きっかけは マツの外見だったけれど
マツと過ごす 教習所での少ない時間の中で
彼の外見や 出来の良さと裏腹に
素朴なマツの性格に惹かれた。
「沙織さー、入試終わったら旅行いかね?ボード」
「いいよ」
「親、大丈夫?」
「二人で行くの?」
マツはジュースのストローをぐるぐる廻しながら
「出来れば…」
沙織は、…少し考えて…
「まだ、日にち決めらんないけど、わかったよ」
沙織の言葉に マツは ホッとした様子だった。
「これからどうする?」
「私は用事無いよ。どこか行く?」
「俺んちくる?べつになんもないけど」
二人は、マツの家に向かった。
沙織の家から1時間くらい離れている。
「お邪魔します」
「どうぞー。先部屋行ってて」
沙織は、先に2階のマツの部屋にあがる。
8畳の洋室。
シングルベッドに 勉強机とローソファ。
部屋の片隅には 趣味のスケートボードグッズの山。
比較的 片付いた部屋。
沙織はローソファに座ると、隣に山積みの少年マガジンを手にとった。
少しして、マツは 飲み物とスナック菓子の袋を持ってきた。
駅前のモスバーガー。
沙織は 合格発表から4日後、久しぶりに マツに会った。
「ゴメン。週末千恵とあそんでたからね…」
嘘。
千恵と
朋久…。
「合格おめでとう!ひとまずは安心じゃん」
マツは、一足早く、都内の大学へ推薦枠で入学が決まっていた。
「うん…あとは本命うかればねー」
「大丈夫だよ、俺も手伝うからさ!」
マツは、頭も良かった。誰から見ても パーフェクトな彼氏。
確かに、好きになった きっかけは マツの外見だったけれど
マツと過ごす 教習所での少ない時間の中で
彼の外見や 出来の良さと裏腹に
素朴なマツの性格に惹かれた。
「沙織さー、入試終わったら旅行いかね?ボード」
「いいよ」
「親、大丈夫?」
「二人で行くの?」
マツはジュースのストローをぐるぐる廻しながら
「出来れば…」
沙織は、…少し考えて…
「まだ、日にち決めらんないけど、わかったよ」
沙織の言葉に マツは ホッとした様子だった。
「これからどうする?」
「私は用事無いよ。どこか行く?」
「俺んちくる?べつになんもないけど」
二人は、マツの家に向かった。
沙織の家から1時間くらい離れている。
「お邪魔します」
「どうぞー。先部屋行ってて」
沙織は、先に2階のマツの部屋にあがる。
8畳の洋室。
シングルベッドに 勉強机とローソファ。
部屋の片隅には 趣味のスケートボードグッズの山。
比較的 片付いた部屋。
沙織はローソファに座ると、隣に山積みの少年マガジンを手にとった。
少しして、マツは 飲み物とスナック菓子の袋を持ってきた。