嘘恋
そして、こちらがわもまた…。

週末から 特に 沙織からの連絡がくることもなく
朋久は仕事に追われていた。

「朋!」

朋久は、自宅の作業場で木材のカットをしていた。

ふいに 後ろから 自分を呼ぶ声。

「涼子、今日休み?」

朋久は、腕時計を見る。
タバコを一本 くわえた。
「もう、昼だな。飯行こうか?」

「うん」

朋久は、衣類の汚れを 叩いて落とす。

「なんか、くいたいのある?」

涼子は なんでも いいというので

行き先は 良く行く 朋久の仲間の店にした。

歩いて 5分。

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