嘘恋

待ち合わせの時間は 6時30。

沙織と千恵は 少しはやくついた。

「ちょっと早いね。お茶でもしてる?」

二人は駅前のスターバックスに入った。

ラテを注文した。

「で、Ｓ大行くの?」

千恵は Ｓ大の改修工事に朋久が携わることをしっていた。

「笑っちゃうよね。全く」

「運命じゃん?なんて」

「そんなドラマ的じゃないよ。本命落ちたし。どうせドラマ的なら合格してもらいたかったわー」

「アハハ。そりゃそうだ」

沙織の携帯が鳴る。

「浅野さんだ」

「もしもし?」

『どこにいる?』

「駅前のスタバにいるよ、まだ早いからお茶しとります」

『そうか、じゃあ俺合流していい?仕事おわたー』
電話を切ると、千恵に朋久が来ることを 伝えた。
少しして、朋久は到着していたが、外でタバコを吸い終えてから 中に入ってきた。

「よう。あー、疲れた」

「おちかりー」

朋久も飲み物を買ってくる。

「あとのひとは?」

千恵は、朋久に尋ねた。
「みんな、じかんどーりに店行ってるとおもうよ。そっちは?」

朋久はラテを飲みながら、尋ねる。

「まだ連絡ないね。でもあたしたちより先に都内きてるからな。遅刻はしないとおもう」

「あのさ、三茶じゃなくて、池尻大橋で降りてもらってくんないかな。そのほうが近いから」

千恵はりょーかーいと言うと 残り2人の友達二人に メールを打つ。

すぐに 返信が来た。

「駅ついたらどうしたらいい?」

千恵は朋久に、ききながら メールを返信。

「ついたら、メールか電話して。こっちから迎え行くから」

時計は 18時を過ぎた。

「俺達もそろそろ行こうか」

３人は、店をあとにした。