嘘恋
手は繋いだまま…

「なんか買ってく?コンビニよるかー」

沙織はミルクティーとチョコレートを買う。

「もういいの?」

「うん、大丈夫」

5分くらい 歩くと 朋久の家についた。

世田谷で一軒家って それなりに お金もちなのかなと。

車庫も4台くらいのスペース。

「どうぞ」

「お邪魔します…」

「大丈夫だよ、多分だれもいないよ」

2㍍くらいの幅の 階段を登る。

「お金もち?」

「建築してるから、安くつくれるだけだよ。むしろ貧乏じゃねーか」

廊下の一番突き当たり。
朋久が明かりを点ける。
「広くていいなぁ」

12畳ほどの洋間。

「なんでダブルベッド?」
「あー。シングルは俺きつくてさ」

朋久はテレビをつける。

ダブルベッド

大型テレビとオーディオ類。

ギターやベースの楽器

大きなラブソファーに ローテーブル。

シンプルな部屋。

広さがあるから ごちゃごちゃしてみえない。
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