嘘恋
朋久は部屋へもどり ベッドに横たわる。
また、携帯が鳴る。
朋久は携帯の電源をきってしまった。
…一方 バスルームでは。
「こんばんばー」
バスルームの外から 女のひとの声がした。
「私、朋久の姉なんだけど、顔洗ってるから、出てこないでね」
優しいかんじの 声だった。
「あ、すみません…おじゃましてます、夜分に…」
沙織もバスルームのドア越しに挨拶をした。
「ゆっくり入ってね、私もう終るから。良かったらここの洗顔フォーム使ってね」
沙織は丁寧に礼を言うと、
姉は、少しして 出て行ったようだ。
沙織も 湯舟には浸からずに シャワーだけ済ませると、朋久の部屋に戻った。
「ありがとう、すっきりした!」
「どういたしまして。姉貴と喋った?笑」
「うん、洗顔フォームかしてくれた」
「あいつ、おせっかいだからよー」
朋久は冷えた ミネラルウォーターを 沙織に 差し出した。
「ありがとう。ねー、ギター弾いてよ」
「いーよー」
朋久は、ビンテージの大切なレスポールを手に取る。
チューニングをしなおすと。
バラードみたいな 悲しい歌を うたいだす。
〜例えば 君を愛していたとしても うまく伝えられないこともあるんだよ
君への想いに 嘘なんて 一個もないけれど
ほんとのことばかりが すべてじゃない
嘘みたいな 恋でも 今は許して
いつか 僕たち 愛し合うその日のために
いまはまだ 嘘恋〜
「じゃんじゃんっ!!!おわりー」
沙織は、ぱちぱちと拍手をした。
「誰のうた?」
「俺のうた。笑」
「つくったの?」
「うん、つくったの」
朋久はギターをスタンドへ戻す。
「いい歌だね。すごい」
「ありがとう〜ってゆうても、いまはやってないよ」
朋久は タバコに火をつけて ギターを眺めながら 話す。
また、携帯が鳴る。
朋久は携帯の電源をきってしまった。
…一方 バスルームでは。
「こんばんばー」
バスルームの外から 女のひとの声がした。
「私、朋久の姉なんだけど、顔洗ってるから、出てこないでね」
優しいかんじの 声だった。
「あ、すみません…おじゃましてます、夜分に…」
沙織もバスルームのドア越しに挨拶をした。
「ゆっくり入ってね、私もう終るから。良かったらここの洗顔フォーム使ってね」
沙織は丁寧に礼を言うと、
姉は、少しして 出て行ったようだ。
沙織も 湯舟には浸からずに シャワーだけ済ませると、朋久の部屋に戻った。
「ありがとう、すっきりした!」
「どういたしまして。姉貴と喋った?笑」
「うん、洗顔フォームかしてくれた」
「あいつ、おせっかいだからよー」
朋久は冷えた ミネラルウォーターを 沙織に 差し出した。
「ありがとう。ねー、ギター弾いてよ」
「いーよー」
朋久は、ビンテージの大切なレスポールを手に取る。
チューニングをしなおすと。
バラードみたいな 悲しい歌を うたいだす。
〜例えば 君を愛していたとしても うまく伝えられないこともあるんだよ
君への想いに 嘘なんて 一個もないけれど
ほんとのことばかりが すべてじゃない
嘘みたいな 恋でも 今は許して
いつか 僕たち 愛し合うその日のために
いまはまだ 嘘恋〜
「じゃんじゃんっ!!!おわりー」
沙織は、ぱちぱちと拍手をした。
「誰のうた?」
「俺のうた。笑」
「つくったの?」
「うん、つくったの」
朋久はギターをスタンドへ戻す。
「いい歌だね。すごい」
「ありがとう〜ってゆうても、いまはやってないよ」
朋久は タバコに火をつけて ギターを眺めながら 話す。