アイノイロ


すると彼が話し出した。



「俺、コンビニ嫌いなんだよね。」


「え…?」


「あと、朝からきっちりとか苦手。」


「……。」


「でも、行かなきゃいけなかったんだ。」



なんでだかわかる?



そう聞かれたって、都合のいい答えしか浮かばない。


あたしは首を横に振った。


「すごい簡単なんだけどな…あとは、あっ電車も苦手。」



でも乗らないとダメだったんだ。


そう言った彼に、あたしはもぅ完全に虜。




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