砂嵐のいたずら〜バレンタイン特別編〜
『警視、特殊捜査課のヒューズ警視がお待ちですが。』
きたっ!
「コーヒー2つ頼む!」
そう言うと、ヒューズ警視を応接室へと連れて行った。
「アルバート、忙しいのに悪かったな…」
ヒューズ警視、
アルバート・ヒューズ
俺と同期で、スコットランドヤードにおいて、唯一気を許せる存在である。
『最新式の超小型GPSを埋め込めだなんて…無理言うなよな。』
やれやれといった表情のアルバートに、
「すまないな…でも、その無理を引き受けてくれるのが、アルバート…お前しかいないからな。」