Lemon Drop
『えと、私邪魔でしたね・・・では』
当初の目的を忘れて立ち去ろうとする私に
日野先輩が不思議そうに尋ねてきた。
「・・・何しに?」
えっとこれは“何しに来たの?”ってコトだよね?
あんまり話さない人なのかなぁ〜?
『私・・・すごく眠ったなんです。だからよくこの木の陰に寝に来るんです。』
『今日も少し眠ろうと思って・・・』
う〜、ちょっと恥ずかしいなぁ〜
本当のコトなんだけどさ・・・。
「俺も、寝に来た。木の上は?」
先輩がちょっと表情を和らげて上をチラッと見たあと
私を見て怪訝そうに尋ねてきた。
う、そんなに見つめないで欲しい。
心臓に悪いよ〜!
『行きたいんですけど・・・教室の窓から見えちゃうし』
『それに・・・怖いんです。木登りしたことないから』
私は割と初めて会った人とか人見知りしちゃうんだけどな〜
なんか自然に話せちゃうなぁ。
私と『眠った』ってところが似ているからかな?
そう考えて思わず微笑んでしまった。
先輩は突然スクッと立ち上がって
あっという間に木の上に登ってしまった。
当初の目的を忘れて立ち去ろうとする私に
日野先輩が不思議そうに尋ねてきた。
「・・・何しに?」
えっとこれは“何しに来たの?”ってコトだよね?
あんまり話さない人なのかなぁ〜?
『私・・・すごく眠ったなんです。だからよくこの木の陰に寝に来るんです。』
『今日も少し眠ろうと思って・・・』
う〜、ちょっと恥ずかしいなぁ〜
本当のコトなんだけどさ・・・。
「俺も、寝に来た。木の上は?」
先輩がちょっと表情を和らげて上をチラッと見たあと
私を見て怪訝そうに尋ねてきた。
う、そんなに見つめないで欲しい。
心臓に悪いよ〜!
『行きたいんですけど・・・教室の窓から見えちゃうし』
『それに・・・怖いんです。木登りしたことないから』
私は割と初めて会った人とか人見知りしちゃうんだけどな〜
なんか自然に話せちゃうなぁ。
私と『眠った』ってところが似ているからかな?
そう考えて思わず微笑んでしまった。
先輩は突然スクッと立ち上がって
あっという間に木の上に登ってしまった。