Lemon Drop
『う、ううん。

美男子ってところに驚いてただけ〜』



頑張って表面上は

いつもと変わらないように努力したけど・・・


私は内心焦りまくっていた。



え?

陽先輩って
転校生だったの・・・?

てかやっぱり有名な人なんだ〜・・・


なんかショックかも・・・?



「でね、日野先輩って・・・」



まだ佐織が何か話してたけど

私は混乱してて


全く話を聞いてなかった。


「ふーん。で、何組なの?」


緑がテキトーに聞いていた。



「A組とC組!

今から取材に行って

情報Getしてくる!!」



佐織は嵐のように去って行った。



佐織も大変だなぁ〜



「日野先輩がどうかした?」


緑は真剣に私に聞いてきた。



やっぱり緑にはバレバレだったか・・・



『・・・わからないの』



ポツリと私は言った。



「え?・・・何が?」



益々わけがわからなそうにしてる緑に


私は朝の出来事を話した。


−−・・・



「へ〜、ソレ本当?」



緑は面白そうに言った。



『ほ、本当だよ〜』



「で、何がわからないの?」
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