Lemon Drop
あっという間に陽先輩とお昼を食べるようになって

2週間が過ぎた。


その間も時には一緒に眠ったりして過ごしていた。


緑はあれから少年については何も言ってこなかった。

どうしよう・・・





今はもう習慣になっていてお昼を陽先輩と食べていた。


いつもの木の上で、

私は陽先輩ってなんてキレイなんだろう・・・って
ぼーっとしていた。


「大丈夫?」


そんな私を見て陽先輩は面白そうに言った。


『だ、大丈夫ですよ!?
眠いだけです・・・少しだけ。』


まさか、あなたに見とれてました。
なんて言えない私は慌てて言った。


すると陽先輩は笑って言った。


「七香は眠りが深いから地震でもこなきゃ起きなそう」


それを聞いた私は怒って言った。


『それは・・・否定出来ませんけど〜!
その言い方は酷いです〜』

陽先輩は「はいはい」って言って、少し笑って私が作ったお弁当を食べ始めた。



・・・陽先輩はずるいなぁ〜

時々見せてくれる笑顔がすっごく眩しくて・・・

カッコ良くて・・・


ドキドキしすぎてしまう。
< 65 / 107 >

この作品をシェア

pagetop