幼なじみは真っ黒王子!?



―――――来た場所は学校の屋上 



よく3人でここでお昼を食べていたっけ 




「…ねぇ、僕転校だなんて聞いてないけど」


「…」


私は俯いたまま


空くんの顔がまともに見れない 




――――見たらきっと泣いてしまうから 



「ねぇ、なんで黙ってるの?」



「…」



「…っ答えろよ!」



ビクッ 


空くんに怒鳴られた事なんてないから体が強張る 




「ごめ、…なさっ」 



小さな声でそう言うのが精一杯だった 




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