幼なじみ【完結】
梨絵と優真、並ぶ二人を見て隼人が一言


「優真、おめでと」

とニカッと笑う

「おう!ありがと」


「「えっ?」」

梨絵と二人、キョトンとしてしまう


「優真、ずっと梨絵のこと可愛いだの、なんだのゴチャゴチャ言ってたんだよ」

「そうなの?」

「う…うるさいっ!隼人、それ以上なんか言ったら殴るぞ」

「照れんなよ」

「だって去年、バレンタインデーにチョコあげても無反応だったって梨絵、言ってたよ?」

「義理だろなって思ってさ。俺だけマジな反応して引かれたらカッコ悪いじゃん」

「しばらくお前、どうしようか考えてたもんなぁ。大丈夫だって言ってんのにさ」

「隼人の大丈夫はアテになんねぇんだよ」

隼人とじゃれる優真を小声で呼んだ

「ん?」

梨絵が静かに泣いてた

「ぅわっ、梨絵どーした?俺なんか悪いこと言ったか?」

「ううん、もっと早くちゃんと好きって言ってたら、いっぱい一緒の学校でいられたのにって。優真がそんなに前から私のこと想っててくれたんだって思ったら嬉しくて…」

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