何度でもなんどでも
「もう、わかんないっ」
私は勢いよくラーメンをすする。
そんな私を横目で見て、それ以上は元は何も言わなかった。
「元は?誰か好きな人ととかいないの?無理しなきゃいけないような?」
スープを蓮華ですくいながらたずねてみた。
「あ?うん。いるよ」
がちゃ。
「あーあ、何やってんのお前。蓮華、スープに落ちてんぞ?」
「元、好きな子いるの?……女の子?」
「あほ。当たり前だろーが。おっ」
「だって、そんな話聞いたことなかったもん。あっ私のチャーシュー・・・・・・」
「だーっ。チャーシューとられたくらいで泣くな。しかたねーな。ほいっ」
「わーい!なるとだ~~・・・って私なんかだまされてない?」
「ハハハ・・・・・・マイド~!」