何度でもなんどでも
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講堂からクラスに戻るときに、
多分写真部かなにかの展示で
「学園の歴史展」
と看板がかかってるのをみて、私はついふらふらと中に入っていった。
そこには白黒時代からの学園の歴史がつまった写真が掲示してあって。
私は、
ひきよせられるように、学園の古い記念誌を手に取っていた。
中のページを開く。
そこには、時代は違っても、
今の私達のように笑って泣いて、青春時代を楽しんでる昔の生徒達の写真が詰まってる。
私は、そこに。
小さな白黒写真の中で幸せそうに笑ってる女性の姿を見つけた。
心臓が静かに鼓動を速くうち始める。
これ。
私・・・・・・。
自分で見てもそっくり。
名前は、見なくても分かる。
「桜庭華子」さん。その人だ。