何度でもなんどでも


「ミオ」



私の目の前にいる彼が優しく笑う。



そして静かに、でも力強く言うんだ。





「ミオ、俺はお前がやっぱり好きだ。

この先ずっとキミがどこにいても俺が、この今の俺がお前を、何度でもなんどでも探して見せるから」




佑!




涙が止まらない。




私達の、





私の悩んでた答えがここにある。





「探させてくれる?」


ヒロが私を抱きしめてつぶやく。



ずるいよ。


前と同じじゃない。



私の答えはもう決まってる。






「・・・はい」

















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