何度でもなんどでも
「…オ、…ミオ?」


はっとして気付くと、横で首を傾げる佑と目が合った。


あわてて目を背ける。



「な、なんの話?」


向かい側に座るチエがあきれ声で、


「やっぱり聞いてない」と言ってから、説明してくれた。



この夏休みに花火大会もかねて、一泊旅行をしよう!計画。



「いい!それ。行きた〜い!」



んねっ!



「だからその話してんの!」


立ち上がって、チエとキャーキャー言ってる私のお尻を


佑が笑いながらポンと叩いた。
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