何度でもなんどでも

電話をほぼ同時に切った後、


私達はどちらからともなく笑いあった。


「ほんと、あいつら突然すぎるよな?」

「ほんと」


「でも、帰り大丈夫?家に俺から言おうか?」

「ううん。大丈夫。佑と一緒だって言ったら余計安心しちゃうよ」


これは本当。


佑と付き合い始めてすぐのときに


私を送ってくれた佑を見た瞬間。


交際オッケー!

てか、まるまるオッケー!


佑のにこっ必殺スマイルにお母さんが悩殺されちゃって。


しかも二階堂の理数科。


反対するわけないんだよね。。。


ちょっと情けなくなるくらい。


うん。



< 49 / 155 >

この作品をシェア

pagetop