何度でもなんどでも

「さてと、ミオはどうしたい?」


思わず「キス」という言葉が頭の中にちらつく。




ばか!


ただの欲求不満じゃん。


ファーストキスもまだなのに、欲求不満て。


どんなよ。。。




「せっかくだから花火見に行く?」


「う、うんっ」

思いっきり声が裏返ってしまう。

「ミオ?」

「花火楽しみ~。ほら!行こう!」


誤魔化すのに必死で、私は佑の腕を引っ張って歩き出す。


うわーん。


チエ達があんなこと言うから、

恥ずかしくて佑の顔が見れないよ。








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