何度でもなんどでも


「…ミオ、俺が好き?」

「うん!」

「俺もミオが好きだし、大事に思ってる。どんなことがあっても、そのこと信じてくれる?」

「??どういうこと??」


でもそれ以上佑は何も言わずに、

ぐっと肩にまわした手の力を強めた。



近づく佑の顔に

触れる吐息に、

私は目を閉じたと同時に、唇に温かくてやわらかい感触を感じた。





佑。


大好き。




私の目から熱い涙が零れ落ちる。




しばらくして唇が離れる感触を惜しむように目を閉じてたけど、

そうっと目を開けると。

佑の顔があって。


それは今までに見たことがないような切ない表情をしている佑だった。



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