何度でもなんどでも
ようやく、想いが通じたのに、
明日にはお別れなんて。
いや、この車椅子が病室に戻れば、それで。。。
「…そんな時代がくるんでしょうか?」
そんな私の問いかけにあなたは力強く答えてくれました。
「来ます!きっと…だからその時もしまた縁があれば私はあなたとお会いしたい」
「はい」
「私がきっと探します。何度でもなんどでもあなたを探して必ず見つけ出しますから」
「…はい。私もいつまでもお待ちしています」
「また、いつかお会いしましょう。必ず」
サクラの花びらがざーと音を立てる。
2人の涙も、無念も、そして次の時代への思いも全て巻き上げて……。
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