何度でもなんどでも

ゆっくりと目を開ける。


私はどれだけの間眠り続けてたんだろうか。


気がつくと、涙を流してたらしい跡がわかる。



ここは、「どっち」?



周りをゆっくり見渡す。



私は……



倉吉実桜。




そして、


「ミオ?」



私の手を握り締めてるのは…


幹太先生?


さっきまで夢の中にいた幹太によく似ている。


ううん、



佑、だ……。
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