何度でもなんどでも

「きっと華子も先生に会えて喜んでる」


私は言葉を続ける。


「佑が初めて私に会ったときのこと、これでようやくわかったよ。



華子を見つけたんだね。あの時…



「信じられない……」



でも、私が小さい頃から見てた夢。

あれはきっと……

華子さんと幹太さんの念。


それが今日ようやくつながった。




この時代にそんなことがあるなんて信じられないけど。


これは今起きてる事実だし。



でも……


今流れる涙は私のもの。
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