君しか見えない
「俺の事、いつまで待たせるの?」
えっ…?
「俺の事、好きな癖に何で素直に言わないんだよ」
って、何よその自信!!
卓を見上げると
「もう、俺だけの沙織ね」
って、触れるだけのキスをした。
真っ赤になる私に更に。
「ちゃんと言って…言わないとまたキスするよ」
って意地悪く言う。
「…私は……卓が…好き…彼女に…して…」
そう言うと
卓が両手で私の頬を包み込み。
「好きだよ…」
そう言ってキスをした。
…もう…どっちにしてもするんじゃない…