君しか見えない


「俺の事、いつまで待たせるの?」



えっ…?



「俺の事、好きな癖に何で素直に言わないんだよ」



って、何よその自信!!




卓を見上げると



「もう、俺だけの沙織ね」


って、触れるだけのキスをした。


真っ赤になる私に更に。


「ちゃんと言って…言わないとまたキスするよ」


って意地悪く言う。






「…私は……卓が…好き…彼女に…して…」




そう言うと


卓が両手で私の頬を包み込み。



「好きだよ…」



そう言ってキスをした。




…もう…どっちにしてもするんじゃない…





< 19 / 23 >

この作品をシェア

pagetop