10年後の約束
玄関を出ると本当に先生が待ってくれていた。
『いいんですか…』
『ほっとけねぇんだよ。乗れ。』
その言葉が私にとっては本当に嬉しかった。
孤独を覚えている私に優しく手を差し伸べてくれた堂本先生。
本当にありがとう。
私はもう感謝の気持ちでいっぱいだった。
先生のマンションに着くと、先生が一部屋わたしの為の部屋を空けてくれた。
その部屋に持ってきた少しの荷物を並べる。
しばらくしてからお風呂も借りて、いつの間にか眠っていた。