まさかまさかのメイド様!?
そんな話をする拓海の顔は
何故かとても輝いて見えた。
…って!!
結婚っっっ!?
まだあたし達、高3だよ?
お父さんは喜びそうだけど…
ってそんなことじゃなくて…
「結婚って…まじで?」
「まじじゃだめ?」
拓海は悲しそうな目で
あたしの目を見つめてきた。
何このわざとらしい目付き!!
なんか可愛いしっ!!
「いや…じゃないけど…」
「ま、命令だけど」
でたよ!ご主人様の特権
ズルいよ。
「あとでプロポーズするから」
「えっ」
ちょっと嬉しかった
いや、ちょっとじゃない。
すっごく嬉しかったんだ。