まさかまさかのメイド様!?


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──…そして退院の日。



まだ拓海は松葉杖を使わないと歩けない。

あたしは拓海の荷物を持って、
一緒に下の車のところまで
ゆっくりと歩きだした。


「退院おめでと」

「おぅ。家に帰ったら
ずーっとお預けにされてたのを
解禁しなきゃなぁ?(笑)」


げっ!!!!

忘れてた…


「な、なーんのことかなっ?」

あたしは精一杯とぼけた。


「覚えてないなら俺がやるからいいし」

よ、よくなぁぁぁぁぁいっ!!!!





…そういえば…




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