まさかまさかのメイド様!?
あたしの顔を挟むように
拓海の腕がある。
足もクロスされて
身動きすら出来ない。
すると拓海が顔を近付けてきた。
あと2cmで唇と唇がつく
という距離に顔を持ってきた。
え!?何?この距離…
「キスしたい?」
拓海が意地悪そうに聞いた。
「べっ、別にっ」
あたしは恥ずかしくて
恥ずかしくてしょうがなかった。
「じゃ、ずっとこのまま」
「え?それはやだ!」
「じゃあ奈央がキスして」
自己中男!
…するしか無いのかな…