まさかまさかのメイド様!?


このホテルにはプライベートビーチがあるらしく、
そこに行くことにした。





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「拓海ー!こっち!」

更衣室から奈央が出てきた。



…細すぎ。


あいつは頭に麦わら帽子をかぶり、
水色のビキニを着ている。


顔も可愛いから通り過ぎる人は

みんな、奈央を見てる。



俺だって今にも鼻血が出そうだ。



「拓海?」

俺がなかなか来ないから、
わざわざ走って寄ってきた。



「どうしたの?」

下から上目遣いで覗き込んでくる。





…やべ。
一瞬飛びそうになった。
あぶねーあぶねー。


「何でもねーよ!行くぞ!」



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