まさかまさかのメイド様!?


────そんなこんなで当日。

会場は、伊集院家。



あたしはメイドだから、
一通りの準備の手伝いをした。



「奈央、これお願い。」

美優さんがあたしに
コップを運ぶように頼んできた。



部屋に入り、正装で座っていたのは拓哉様。


「拓哉様、お早いんですね。」

「お、奈央か。なんか緊張しちゃってさ。」

「拓哉様でも緊張しなさるんですね。」

「俺だって緊張くらいするよ!!」



< 51 / 161 >

この作品をシェア

pagetop