まさかまさかのメイド様!?
次の日の朝。
9時ぴったりに奈央の部屋をノックした。
…ガチャ
奈央がひょっこり顔を出す。
「ごめんねー!もう少し待っててくれる?」
俺は中に入って、ベッドに座った。
「ねぇねぇ、こっちとこっちどっちがいい?」
そう言って、奈央は
ジャケットがどっちがいいか聞いてきた。
「俺は、右。」
「じゃあ、そうするっ。」
「よし、行こう?
待たせて、ごめんね?」
やっぱり奈央、パーマかけて正解だわ。
ふわっふわしてて可愛い…
「…拓海?」
「あ、わりぃ。行くか。」
俺は奈央に手を差し出した。