まさかまさかのメイド様!?
「俺が、そんなことする訳無いだろ。」
そう言って、拓海は布団を剥いだ。
「勘違い泣き虫女。(笑)
相談してたんだよ。
水沢に。」
拓海は、後ろから抱き締めてきた。
「相談…?」
「奈央の誕生日に、
何やったらいいかなーと思って。」
「誕生日…?
なんてまだ先じゃん!」
「いや、リングとかあげたくて、
何色が好きとか…そんなこと。」
そこまで考えててくれたんだ…
なのに、
あたしは…
「…ごめんなさい…」
「寸前まで黙っておきたかったんだけどなー
こそこそしてた俺も悪い。
ごめんな?
不安にさせて。」
あたしは左右に首を振った。
「あたしが勝手に…
だから本当にごめんなさい。」