流れ星のように
「いや、あんた十分ナイスバディーだって」

じゅるじゅるとストローで吸う音が。

やばい、パフェじゃ我慢できないよ・・・


「・・・有紀!あたしハンバーグ食いたい!」


有紀はハッ?!とあきれ顔。いつもの事なの。


「波美、どんだけ食うの?やめとけー」


だめ、今あたしめっちゃ食い盛りなの♪


「いやぁ、どれにしようかな~・・・

あっこれ!すいませ~ん、これ下さい!!」


「すいませんが、これは只今売り切れ中で。」


店員は背が高くてサラッとした黒髪のイケメン。


少し、ワックスをかけてるとこがキュンってした。


「・・・・えっ、あ。じゃ、これでっ!!」


つい、うっとり見惚れちゃってボーっとしてた。


「はい。かしこまりました。」


「波美、あの人に惚れたでしょ?ウフフフ」

「・・・有紀、正解だよ。」


有紀はそういうことには敏感なんだから、もう。


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