私と結婚しなきゃ呪っちゃいます。
なんやかんやで一緒に登校することになった二人。
「好き好き好き好き好き好っきー愛してるー」
「きもい、それ以上一休さんの歌を汚すな」
どうやら結衣は一休さんの歌を歌っているようだ。
「むぅー。よっちゃんへの愛情表現だよー?昨日の夜もね、枕元のバスケをしている姿のよっちゃんのポスターに向かって三時間この愛の歌を歌いつづけたんだよー!キャッ!あたしってば健気」
「お前そんなことしてたの。気持ち悪いわ。健気じゃなくて陰気の間違いだろ、変態」
ギロッと鋭い目付きで睨む。まぁどうせ一瞬びくついたとしてもあまり効果はないんだろうけど。
「おっはよー!義人、夏木さんっ」
パシッ!
勢いよく背中を叩かれる義人。
「いってぇな!!西口!!」