続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
『じゃあ、准は今幸せなの?』
今日の朝、柚葉が俺に聞いてきたこと。
勿論俺は幸せだ。
…それはその時お前がいたから。
学校で何て幸せなんて思ったことがあったか?
自由に動けない、周りの憧れの的だとかで。
「ご、ごめんなさい!
私…」
きっと、俺とは赤の他人だとか言うつもりだったのだろう。
俺はその柚葉の口を自分の手で塞ぎ、ギロッと不良と女子達を交互に睨んだ。
するとほぼ同時に不良と女子達が少しだけ後退りした。
「じゅ、准君…?」
「…けんなよ」
「…えっ?」