続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
……が、逆にそれも今までの雰囲気を破ったから、まぁ良いかと思った。
「…サンキュ」
そう粒やいて微笑むと、奏都も微笑み、
「…それはドーモ。
じゃあ、明日っから頑張ってね。"偽"王子様」
と言って俺に軽く手を振りながら、奏都は歩き出した。
「あっ!
えっと……奏さん?奏都さん?」
急に柚葉が俺に奏都を指差しながら聞く。
…お礼でも言う気なのか?いや、何のお礼かは知らねーけど。
「…奏都。一応年上3年」
「へぇー、そっか。
奏都さん!
色々有難うございました!!」
抱き締められながらも大声で言う柚葉。