続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「あの時、准は自分で自分の仮面を破った。
堂々と付き合ってるなんか言ってさ。
やられた!負けた!って思ったさ。…まぁ、吃驚したけど」
と言って苦笑いをする兄貴。
……つまりは
「…認めてくれる訳?」
「何をだ?」
「…柚葉と付き合ってること」
ボソッと言うと、兄貴は一瞬きょとんとしてからニカッと兄貴らしい笑顔を見せた。
「当たり前っ!
但し、結婚するまで誓うならな!!」
…兄貴らしい、先読みし過ぎな発言。ここは母さん似だと思う。
そんな兄貴と一緒に俺はいつの間にか笑ってしまっていた。