続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「…秋お兄ちゃん、もう帰っちゃうの?
何処か一緒に行きたかった…」
しょんぼりとして涙目になりながら言う柚葉。
そんな柚葉の頭を兄貴は撫でた。
「…まぁ、また今度帰って来るから。
その時一緒に遊ぼうな」
「……うん」
柚葉はゆっくりとこっくり頷いて、顔を伏せた。
…そりゃあな。急過ぎて悲しくはなるよな。
そんな柚葉をじっと見ていた兄貴は、一緒俺を見てニヤッと笑い、再び柚葉の方を見た。
…何だ?
「柚ちゃん」
「…なぁに?秋お兄ちゃん」
「俺さ…
柚ちゃんのことが好きだよ。今も…この先もずっと」