続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
いきなり何かと思えば、これまた急過ぎる唐突な告白。
…もしかして兄貴はエスパーか?
しかし一方の柚葉は…
「…うん?」
…あまりよく分かっていないようだ。
きっと"好き"というのは、幼なじみとして、本当の妹みたくと思っているのだろう。
すると兄貴は乾いた笑いをしてから、少し呆れたような顔をして再び話し始めた。
「…あのさ、"好き"の意味分かってる?」
「うん。
幼なじみとして、でしょ?」
「「…………」」
俺と兄貴は同じような雰囲気のオーラを出して、ほぼ同時にため息をついた。
…鈍感キング決定。いや、この場合はクイーンか。