続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~


するとそんな雰囲気に気付いたのか、柚葉は目をキョロキョロさせた。



そして遠慮しがちに俺に近付いて、コソッと呟いた。



「…ねぇ、私何か悪いこと言った?」


「……相当な」




…よくこんなで今まで生きてきたな…。






すると暫く黙っていた兄貴が、そんな柚葉を見て笑った。






「…ん、もう良いや。分かってたし。



柚ちゃん、これからも俺のこと嫌いにならない?」


「それは勿論だよっ!



何年経っても何十年経っても、秋お兄ちゃんは本当のお兄ちゃんみたいに大好きだよっ!!」








< 118 / 133 >

この作品をシェア

pagetop