続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
するとそんな雰囲気に気付いたのか、柚葉は目をキョロキョロさせた。
そして遠慮しがちに俺に近付いて、コソッと呟いた。
「…ねぇ、私何か悪いこと言った?」
「……相当な」
…よくこんなで今まで生きてきたな…。
すると暫く黙っていた兄貴が、そんな柚葉を見て笑った。
「…ん、もう良いや。分かってたし。
柚ちゃん、これからも俺のこと嫌いにならない?」
「それは勿論だよっ!
何年経っても何十年経っても、秋お兄ちゃんは本当のお兄ちゃんみたいに大好きだよっ!!」