続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
―――…次の日。
准の家に向かうと、もう既に秋お兄ちゃんの姿はなく。
「……はよ」
眠そうな顔をした准だけが、家から出て来た。
「お早う。
後、これ」
私は准の前にグイッと袋を出した。
…一応、昨日あの後作った物だ。
するとパッと准がその袋を取った。
「ん…サンキュ」
「あら、柚葉ちゃん!」
すると丁度そこに准のお母さんがやって来た。
今にも私に飛びつきそうな准のお母さんを、准はパシッと止めて、ギロッと睨んだ。
要するに「朝から煩い」だ。