続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「……准?どうかした?」
「……あ?いや、別に。
じゃあ、そろそろ急ぐわ」
「えっ、うん」
そう言ってから手を振る柚葉の腕を無理やり俺は引っ張った。
「へっ!?ちょっ」
無理やり抱き寄せてから、柚葉の頬に軽くキスをした。
「っ!!」
柚葉の顔が一気に林檎みたいに赤くなる。
俺はそれを見てニヤッと笑う。
「なっ!准~!」
「じゃあな。真っ赤な柚葉ちゃん」
叫ぶ柚葉を無視して、今度は俺の方が手を振り、俺は自分の学校へと向かって行った。
「もうー!
准の馬鹿ぁ!!!」