続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
モテ男の現状
――そして数分後。
「お早う!准君ー!」
「お早う」
女子の青い声援にニッコリ答えながら、俺は自分の下駄箱をパカッと開けた。
……瞬間
バラバラガサッ!!
…物凄い勢いで小さな下駄箱から出て来た大量の大中小様々な物。
それは………
「ヒューっ!
相変わらず准は毎年凄い量だなーっ!」
面白がってちょっかいを掛けてくるウザい奴は無視して、俺は落ちた物を一つ一つ拾う。
…この一つ一つ全てがチョコだとは思いたくないのが山々だ。
でもチョコなのが現実である。