続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
「何で俺が半年振りに来たのに、呼ばせなくするんだよ!!」
怒りをバンッ!と壁にぶつけ、力説を始める兄貴。
……いや、まだ言ってねーし。
そんなツッコミを心の中でした時だった。
バンッ!
「准!准!
秋(シュウ)お兄ちゃんが帰って来たって本当なの!?」
おもいっきりドアを開けて、高い大声で入って来た奴。
腰くらいまである茶色がかった長いストレートの黒髪。
ぱっちりとした大きな瞳。長い睫毛。
整った小さな可愛い容姿。
150もない小柄な背丈。